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三田物語 続く

Posted: December 22nd, 2005 | Author: | Filed under: Uncategorized | No Comments »

学期がまたひとつ終わった。ほっとしてはいるけど、頭がまだ学校モードのままだから、なんとなく非現実的に感じる。といっても、学校モードでも休みモードとはあまり変わらないかもしれない。学期中、ほとんど勉強せず、ぼーっとしてるばかりなんで、よく今までヒマをつぶせたなと思う。今学期だけじゃなくて、ここ4年間いったい何を成し遂げてきたかといえば、何も思い浮かばない。

熱力学の授業を一ヵ月半休んだのに AB をとったというのは少しは誇りに思う。(ここは日本とは違って、授業に出ないとほとんどの場合単位はもらえない。)でも、システムをやっつけた!っていうようなことを誇っても、システムとの競争じゃないんだから、って考えてみると逆に、なんてバカなことをした、って思えてくる。クラスが嫌だから、その内容を習わなくていいワケ?そりゃ違うだろ。

そう、熱力学は嫌なクラスだった。先生は年寄りで、ホワイトボードの手書きがものすごく汚くて、何を書いてんのかさっぱりわからない。式を説明してる時、話があっちこっち飛んでいって、何をしゃべってんのかちっとも理解できない。世代のギャップなのかな。でもとにかく、そんなもんなら授業に出る意味がないんじゃない?

科学の歴史というクラスもひどかった。科学が好きだから、いつもと違う側面が見れるんじゃないかなと思って取ってみたんだけど、結局のところ、歴史90%、科学10%みたいない内訳だった。しかも TA の先生は科学の基礎的な知識さえ持ってなかった。レントゲン氏が X 線を発見した実験の話では、 cathode ray (陰極線)が出てくるけど、 TA はそれが何からできてるのかわからなかった。電子だと僕が教えたら、それが電磁波のひとつだと彼は思い込んでたらしい。黒体放射問題のこともまったくわかってなかった。何も知らないくせに、なんでお前が先生だよ?っていつもディスカッション中思ってた。だからそのクラスも結局行かなくなった。成績はまだ発表されてないんで、幸運を祈ってます。

ふたつだけ面白いクラスを取った。ひとつは、量子力学。熱力学よりも難しいだろうと最初思ってたんだけど、先生がすごくよくて、逆にかなり楽だった。もうひとつよかったのは古文。まあまあ面白いだろうと思って取ったけど、案外楽しくて、はまっちゃった。「古文をとってます」という発言に対しての日本人の反応からいえば、古文にはまるってことは普段考えられないことらしい。残念だ、それは。外人がいうのもなんだろうけど、古文を知らないと、日本語の美しさをえ知らざるらむ。この授業で読んだのは古今集の秋のところ、和泉式部の和歌、伊勢物語のいくつかの話、小男の草子、そして期末レポートで平中物語の一部。どれだけはまっちゃったかといえば、かなり、としかいえない。量子力学の期末試験のために勉強してるはずの時間に、去年留学したときに詠んだ川柳にあわせて古文風の詞書(ことばがき)を書いてた。それを、この前書いた「三田物語」の続きとして、ここに載せてる。古文読解の腕を試したい者はどうぞ。(注・駄作にご注意)

なんでこんなにたくさん日本語で書いてんだろう。僕の近況を知りたい人はみんな英語しかわからないのに!

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