世界の果てにも自販機
Posted: August 22nd, 2006 | Author: amake | Filed under: Japan, Photography, Travel | 6 Comments »日本語を勉強してもう10年になるんで、今更おどろくことはないだろうけど、こんな世界の果てみたいな殺風景の中に自動販売機が一台ぽかんと置かれているのを見ると、どんなに不思議な気持ちか。
この自販機の場所をちょっと説明しよう。伊方町は佐田岬半島の付け根にある。ちょうどその付け根のところに山脈があって、その山々は半島と四国本土を隔てるような形で連なっている。山を貫通する道路に沿って行くと、保内町という町があって、伊方にはない買い物や遊びがあるので、よく行っている。
しかし、その山を越えるのが面倒なら、また一つ道はある。それは、海岸沿いの裏道。坂を上るよりは楽だろうと思って、ある日この険しい道に挑んでみた。
楽じゃなかった。
どこまでもくねくねと傾斜のまま続く道を、僕の身長に全く合っていない自転車をこいでいくと、山の間のちょっとした谷を抜けて、伊方の側に出てくる。そこで望む景色はまるでSF映画に出てくる架空の惑星みたいだった。目の前に海が広がり、ところどころに小さな島の姿が霧の中にほのかな夕焼けに照らされぼんやり浮かんでいる。閑散とした風景を見渡すかぎり人の気配もなく、忘れられた古代の遺跡を幾千年もの末に再発見した冒険家になった気分だった。まさにこの世の果てまで来てしまった、と思ったその時、
そこに自動販売機があった。
闇にくっきり浮かんだその蛍光灯は文明のしるしとなって、こんなところまで人間の手が届くよと、一見微動もせず自然界に闘いを挑んでいた。山という海に漂流して流れ着いた僕は、筋肉と精神の力を最後の一滴まで絞り出すように一歩いっぽ歩み寄り、脚に力が入らず自販機にもたれかかり、ふるえる手に持った小銭をやっとの思いで一個いっこ入れて三ツ矢サイダーを買ってゴクゴクと飲んだ。冷たいジュースが喉を伝って胃に当たると、生命の力がふたたび湧いてきて僕の体を限りのないエネルギーが巡りはじめ・・・
ちょっとドラマチックにすぎちゃった。申し訳ないっす。







なんだか小説を読んでいるみたいでフィクションなのかノンフィクションなのか読んでいて心地よい感じがしました。日本語で書いてくれているのでとっても楽しく読むことができて感謝!感謝!笑 私も同じ頃イエローストーンの旅の途中・・行けども行けども何もない殺風景な風景に世界の果てを感じてました。爆笑・・・
三ツ矢サイダーの文字を目にした瞬間・・懐かしさとともにアーロンの姿が目に浮かび爆笑しました。今日恵伍と2人でヌードルを食べにいったんだけど・・アーロンに似た人を見てもしかしてあの人アーロン??!!って言ってました。恵伍はアーロンに会いたいようです!!笑 帰りにミネアポリスに1泊して韓国人の家族とあのスプーンさくらんぼを観に行きました。友達は美術専攻だったので大感激してました。アーロンありがと!!
Wow Aaron. You certainly do give my Japanese skills a run for their money. But I was not to be daunted! I liked your story, and the fact that you used the vocabulary 漂流する and 流れ着く made taking the summer intensive course entirely worthwhile. And to think I made cracks about those words being utterly useless! You should write stories, although I coould make some tasteless teases about double entendres in your word choice. =)
っていうかすごい所に住んでるよね。
higamiy > 楽しく読んでいただいているようで僕もとても嬉しい。ときどき書いているうちに夢中になって、ついつい現実から離れてしまう。才能があれば小説家にでもなれたらいいな。気が付けば、時間が経つに連れて放浪の人生も悪くないと思い始めてしまった僕がいた。
僕も恵伍くんと遊びたい!また松山で会えるのを楽しみにしてま~す!
Molly > I’m glad to be a part of your continuing Japanese language education. Next post I’ll write something about 分子構造 or 登校拒否.
Let’s hear some of those double entendres you’re cooking up.
Rui > この話はちょっと大袈裟だから、あんまり真に受けちゃいかんわい(笑)
帰ったらすぐ会いに行くよ!あと私の松山の友達がアーロンがもう松山に来たか問い合わせて来たからブログ紹介しました。断りもなくよかったな!ごめんね!彼女はとっても明るくて活動的で楽しい人です。コメントくると思うのでどうぞよろしく!!
ハッ!The major one I got a kick out of the versitility of the word 挑む. I hope that we figure out some way to convince my family to let me come visit you once. Maybe they’ll be really cool, my mom describes herself as open minded and they’ve spent plenty of time in the states, so I’m *cautiously* optimistic. If you’re curious I’ll forward you their introduction email for kicks.